「PAMPSHADE（パンプシェード）」は、“もっと多くの人にパンの魅力を伝えたい”をテーマに活動しているモリタ製パン所が手がける、本物のパンを使用したユニークな照明です。

カビやすく日持ちもしないパンが照明になるなんてちょっと想像つかないですよね。
「PAMPSHADE（パンプシェード）」は、お部屋をミュージアムのように演出してしまうアートな照明なんです。

パンをアートとして味わえる「パンプシェード」って？

まるでパンが焼きあがる直前のオーブンをのぞいているような光景。
今にも美味しそうな香りがしてきそう。

それもそのはず。「パンプシェード」は、本物のパンから作られた照明です。

だから、原料名には【強力粉、薄力粉、イースト、LED、アダプター、他】の文字が。

照明の主な材料が小麦粉なんて、かなりユニークです。

本物のパンに研究を重ねた防腐・防カビ加工を施すことで、照明としての長期使用を可能にしたのだとか。

「パンプシェード」は、パンを目で味わえる照明なんです。

デザイナーのパン愛が詰まった作品

「パンプシェード」の生みの親である森田さんは、パン屋さんでアルバイトをしたこともあるほど学生の頃からのパン好き。

当時から、パンがもつ美しさを芸術として作品にできないか試行錯誤していたそうです。

食品であるパンを、モチーフではなく、そのまま使うアイデアには驚きますが、それ以上に、商品化への苦労が想像できます。

実際、使いやすさや耐久性などに納得できるまで費やした時間は、なんと6年！

パンと、その美しさの表現にかける思いの強さを感じます。

コンセントタイプはインパクト大。見た目や、明るさは？

「パンプシェード」のなかでも大きいサイズのコンセント式。電源スイッチがあるので、オンオフも簡単。

ラインナップは、フランス語で「ボール、丸」という意味の「ブール」と「バタール」「バゲット」の3タイプ。

パンが好きな人でも感動するくらいのリアルな見た目。ゆるやかなふくらみや、指先に引っかかる生地の切れ目のガリガリ感が、本物であることを物語っています。

特に、ヒビのようなラインは、それが小麦粉とイースト菌の発酵で作られたものだと証明しているみたい。

その美しさは明かりをつけるとさらに際立ちます。

ゴワっと硬そうな部分と、切れ込みが入った少し薄くなっている部分の明るさのコントラストはまさに芸術的。

光に透けると、気泡や焦げ、生地の伸びた筋がさらによく見えて、「パンってこんなに繊細で美しかったんだ」としみじみ感動してしまいます。

照明からパンの美しさを感じるなんて不思議な気もしますが、これこそ本物だけが持つ魅力。

「パンプジェード」は明るさが周辺に広がるので、程よく空間をふんわり照らします。

でも、大きさがあるので、手元はしっかり見えます。

ルームライトというよりは、インテリアのような感覚でディスプレイするのに向いているとかも。

裏側には壁にかけるためのパーツがついているので、壁掛けライトとして楽しむこともできます。

フランスパンが壁にくっついている様子は、初めて見たら二度見してしまうほどのインパクトとユーモアがあります。

お部屋のアクセントとしても活躍してくれること間違いなし。

食品ロス問題にも。パンの廃棄を有効活用

「パンプシェード」のもうひとつの魅力といえば、実際にパン屋さんから廃棄されるパンを回収して作っているところ。

パンが好きだからこそ、ひとつひとつ丁寧に作られたパンを無駄にしたくないという、森田さんの愛とパン職人たちへのリスペクトがしっかり注がれていることがよく伝わります。

パン屋さんによって、少しずつ形が違うこともハンドメイド感があっていいですよね。

「パンプシェード」は、パンをアートとして楽しめるだけでなく、パンがお腹を満たすように、クスっとするようなホっとするような安心感で心を満たしてくれる照明ということがわかりました。